皆さん、ロブ鉄の運転UIをいくつ知っているでしょうか。数年前まではいわゆるSD台車が一般的でしたが、現在は続々と新しい運転機構が登場しています。ゲームによって運転機構が異なるのはロブ鉄の魅力の1つといえますが、一方で、各ゲームで操作方法が異なるのは大きな問題です。慣れない運転操作に戸惑った方も多いのではないでしょうか。今回は、主なロブ鉄の”運転UI画面とキー操作”に焦点を当てます。この記事を読めば、もう初めて訪れたRoblox鉄道でも困りません。
ロブ鉄ってどう運転するの?
ロブ鉄には、大きく分けてフリードライブ制(自由運行制)と社員運行制(不定期運行制)の2つがあります。このうち、プレイヤーが自由に運転できるのは前者です。後者で運転しようとすると注意を受ける場合があるので、必ず鉄道一覧でどちらか確認しておきましょう。
操作 | パソコン | スマートフォン | コンシューマーゲーム (PS,Xbox) |
---|---|---|---|
基本的な操作(列車制御など) | キーボード/マウスクリック | タッチ(※一部非対応) | コントローラー(※一部非対応) |
補助機能の操作(警笛など) | マウスクリック (※一部キーボード有) | タッチ | コントローラー(※一部非対応) |
ロブ鉄の操作方法は遊んでいる機器によって大きく異なります。キーボードが使えるパソコンの場合、キー操作が対応していない機能はマウス操作、それ以外はキーボードで操作するのが一般的です。スマーフォンの場合、すべてをタッチ操作で行います。一見単純に思えますが、操作UIが大きくないのも相まって運転難易度は上がります。コンシューマーゲームでも操作が可能ですが、対応していないものがあるためおすすめできません。
SD台車って何?


キー割り当て | 操作 |
---|---|
W | 前進 |
S | 後進 |
よく聞く「SD台車」「WASD方式」、一体何なのでしょう。SD台車は、日本のRoblox鉄道で最も一般的な運転機構です。その操作方法は至ってシンプルで、前進/後進のみキーで操作が可能です。SD台車には改造UIが多くあり、背景が水色や黄色のものから、フォントを変更したものまで様々です。
2023年ごろまでは、SD台車が広く採用されており、むしろそれ以外の運転機構は滅多にありませんでした。しかし、それ以降独自の運転機構を持つゲームが増え、現在ではよく知られている鉄道ゲームだけでも20を軽く数えるほどとなりました。以降では、主なRoblox鉄道ゲームの運転UIとその操作法を簡潔に解説します。
各鉄道ゲームのUI・操作を紹介
ここから非常に長いです。特定のゲームの操作法を知りたい方は、目次から参照することをおすすめします。
凡例

キーボードでの操作が一目でわかるよう、操作概略を画像で用意しました。操作が割り当てられているキーには操作に応じて色が塗ってあります。例えば、先程のSD台車の操作方法は上の通りに表されます。
以下に色と操作の対応を示しています。ぜひ、不慣れな運転のお供にしてください。
レバーサー前 | 列車の固定 |
レバーサー中 | 警笛 |
レバーサー後 | ライト操作 |
マスコン前/加速 | 車内放送/ボイスチャット |
マスコンニュートラル/全解 | ブザー |
マスコン後/減速 | ドア操作 |
非常ブレーキ | その他 |
藍花急行電鉄


キー | 操作 | キー | 操作 |
---|---|---|---|
Q | マスコン減速側 | H | 警笛 |
S | マスコンニュートラル | J | 左ドア操作 |
A | マスコンニュートラル (1段ずつ) | L | 右ドア操作 |
Z | マスコン加速側 | K | 列車の固定 |
W | 非常ブレーキ |
藍花急行電鉄はBVEの操作に準拠しています。BVEを運転したことのある方からすれば大変遊びやすいはずです。固定などのキー割り当てされていない機能は「車両情報」から使用可能です。
青浦波電鉄


キー | 操作 | キー | 操作 |
---|---|---|---|
W | マスコン減速側 | E | 非常ブレーキ |
D | マスコンニュートラル | H | 警笛1 |
S | マスコン加速側 | J | 警笛2 |
こちらはつい最近、マスコンUIがほぼ全ての車両に導入されました。スマートフォンでも「モバイル」をタップすることにより運転することができます。
あずま鉄道


キー | 操作 | キー | 操作 |
---|---|---|---|
S | レバーサー前 | Z | マスコン加速側 |
D | レバーサー中立 | H | 警笛 |
W | レバーサー後 | B | ブザー |
Q | マスコン減速側 | C | CP起動音 |
A | マスコンニュートラル | M | 乗降促進音 |
こちらも2025年にマスコンUIが搭載された注目の鉄道です。CP起動音が鳴らせるのが特徴です。
尾羽急電鉄


キー | 操作 |
---|---|
W | レバーサー前 |
S | レバーサー後 |
Q | マスコン減速側 |
A | ニュートラル |
Z | マスコン加速側 |
尾羽急のキー割り当ては最低限必要な操作が揃っているため、初学者にもわかりやすいです。警笛等の操作は画面操作で行います。尾羽急電鉄にはここで示したマスコン操作のほかにWASD操作もありますが、こちらは前述のSD台車と同様の操作なので割愛します。
鴨原電鉄
鴨原電鉄は、701系とE233系で運転UIと操作方法が異なります。
- 701系
- E233系


キー | 操作 | キー | 操作 |
---|---|---|---|
G | レバーサー前 | Q | 列車の固定 |
T | レバーサー後 | H | 警笛 |
W | マスコン減速側 | C | ブザー |
S | マスコン中立 | X | 車内放送(ボイスチャット) |
D | マスコン加速側 | Z | 設定画面を開く |
E | 非常ブレーキ |
Roblox鉄道では珍しい、計器を表示するUIを採用しています。


キー | 操作 | キー | 操作 |
---|---|---|---|
S | レバーサー後 | P | 固定 |
W | レバーサー前 | H | 警笛1 |
A | マスコン減速側 | J | 警笛2 |
E | マスコンニュートラル | F | ブザー |
D | マスコン加速側 | L | ハイビーム |
Q | 非常ブレーキ | X | 脱線修復機能 |
キー操作以外にも、左側のUIで細かい設定が可能です。以下に各ボタンの説明を示します。
ボタン名 | 操作 | ボタン名 | 操作 |
---|---|---|---|
Cut | 各車両のドアカット | T | 種別設定 |
n Car | 各車両の室内灯ON/OFF | D | 行先設定 |
crew | 各乗務員室灯ON/OFF | retu | 列車番号設定 |
n HF | ワイパーON/OFF | Air | 空調ON/OFF |
n YF | 予備ワイパーON/OFF | MCut | モーターカット |
P | パンタグラフ | n High | ハイビーム |
YP | 予備パンタグラフ | n Tail | 尾灯 |
RC/RD LC/LD | ドア操作 | n Light | 前照灯 |

また、鴨原電鉄では「長町~三田」間にATSを設置しています。上に公式からのガイドを示しておきますのでご参考に。
関急電鉄


キー | 操作 | キー | 操作 |
---|---|---|---|
Z | レバーサー後 | S | マスコン減速側 |
A | レバーサー中立 | Z | マスコン加速側 |
Q | レバーサー前 |
関急電鉄でもWASD方式の運転ができます。マスコン操作とSD操作の加速/減速のキー操作は反対なので注意しましょう。
北野電鉄


キー | 操作 | キー | 操作 |
---|---|---|---|
S | レバーサー後 | E | 非常ブレーキ |
W | レバーサー前 | H | 警笛 |
Q | マスコン減速側 | L | 前照灯 |
A | マスコンニュートラル | K | ハイビーム |
Z | マスコン加速側 | M | 尾灯 |
北野電鉄はライト操作がキーボードで行えるのが特徴です。ATSや乗客固定などの先進的な機能も搭載しています。
京花線


キー | 操作 | キー | 操作 |
---|---|---|---|
W | マスコン減速側 | E | 非常ブレーキ |
A | マスコンニュートラル | H | 警笛 |
S | マスコン加速側 |
ポイント制を採用し、他とは一線を画している京花線。その操作方法は至って簡単です。列車の後進は想定されていないため、レバーサーの操作すら必要ありません。
こくでん鉄道
/


キー | 操作 | キー | 操作 |
---|---|---|---|
R | レバーサー後 | Q | 固定操作 |
F | レバーサー前 | H | 警笛1 |
S | マスコン減速側 | J | 警笛2 |
W | マスコン加速側 | K | ベル |
明朝体が特徴です。マスコン操作でも、通常操作(WASD操作)でも同様のキー操作が可能です。
志夏高原鉄道


キー | 操作 | キー | 操作 |
---|---|---|---|
Z | マスコン弱め | N | ブレーキ弱め |
X | マスコン強め | M | ブレーキ強め |
H | 警笛 |
レトロチックな運転UIを備えた志夏侯玄鉄道。操作も他にない特殊なものとなっています。
芝鷺電気軌道
芝鷺電気軌道には車両の年代に合わせて3種類の操作方法があります。
- 旧性能車
- 従来性能車
- 新性能車

搭載車種:70形,300形


搭載車種:500形,550形,1500形,1600形,1700形


搭載車種:G31形,G51形

芝鷺電気軌道では、なんとすべての操作にキーバインドがついています。UIにキー操作も書かれていてわかりやすいので、キー操作一覧は省かせていただきます。
島間電鉄


キー | 操作 | キー | 操作 |
---|---|---|---|
G | レバーサー後 | E | 非常ブレーキ |
T | レバーサー前 | Q | 固定 |
W | マスコン減速側 | H | 警笛1 |
D | マスコンニュートラル | J | 警笛2 |
S | マスコン加速側 | B | ブザー |
島間電鉄の運転UIは車両によって異なりますが、キー操作は全く同じです。
新霧電鉄


キー | 操作 | キー | 操作 |
---|---|---|---|
W | マスコン減速側 | S | マスコン加速側 |
加速と減速のみのシンプルな形態ですが、SD台車と操作が逆なので気をつけましょう。
すみれが丘地下鉄


キー | 操作 | キー | 操作 |
---|---|---|---|
Z | レバーサー後 | D | 非常ブレーキ |
Q | レバーサー前 | H | 警笛1 |
W | マスコン減速側 | N | 警笛2 |
A | マスコンニュートラル | L | ハイビーム |
S | マスコン加速側 |
UIの見た目こそSD台車のそれですが、しっかりとマスコン式にカスタムされています。
東仮鉄道


キー | 操作 | キー | 操作 |
---|---|---|---|
W | マスコン加速側 | A | ブレーキ緩め |
S | マスコン慣行側 | D | ブレーキ強め |
B | ブザー |
東仮鉄道では、一部車両に上のような計器表示のある特殊なUIが搭載されています。
東阪モノレール


キー | 操作 | キー | 操作 |
---|---|---|---|
G | レバーサー後 | 5 | 左ドア操作 |
T | レバーサー前 | 7 | 右ドア操作 |
W | マスコン減速側 | L | 前照灯 |
D | マスコンニュートラル | 0 | 尾灯 |
S | マスコン加速側 | K | ハイビーム |
E | 非常ブレーキ | B | シートチェンジ |
H | 警笛 | M | 発車メロディ |
東阪モノレールも、制作者が同じ芝鷺電気軌道と同様にほぼすべての操作にキーバインドが設定されています。
舞山市


キー | 操作 |
---|---|
Q/S | マスコン減速側 |
A | マスコンニュートラル |
Z/W | マスコン加速側 |
H | 警笛 |
舞山市では、かなり早い段階から独自UIを採用しています。ライトや膜の変更もUI上で行え、採用当時としては最先端でした。
みかわ鉄道


キー | 操作 | キー | 操作 |
---|---|---|---|
G | レバーサー後 | W | マスコン減速側 |
T | レバーサー前 | S | マスコン加速側 |
H | 警笛 |
みかわ鉄道は原則キーボード操作のみ対応しています。
湊鉄道


キー | 操作 | キー | 操作 |
---|---|---|---|
F | レバーサー後 | E | 非常ブレーキ |
R | レバーサー前 | H | 警笛1 |
W | マスコン減速側 | J | 警笛2 |
Q | マスコンニュートラル | L | 列車の削除 |
S | マスコン加速側 |
UI上の「Menu」から、キー割り当てされていない操作を行うことができます。
山野井線


キー | 操作 | キー | 操作 |
---|---|---|---|
B | レバーサー後 | N | マスコンニュートラル |
F | レバーサー前 | E | 非常ブレーキ |
Q/W | マスコン減速側 | H | 警笛 |
Z/S | マスコン加速側 | M | 設定を開く |
山野井線はレバーサーの切り替え操作が他と異なるキーに割り当てられています。
ほかにも…



今回紹介しきれなかった鉄道でも、独自UIが採用されている鉄道ゲームはたくさんあります。大抵の場合、キー割り当てはQ(マスコン減速側)A(ニュートラル)Z(マスコン加速側)であることがほとんどですのでご参考に。
さいごに
ずらーっと並べてみましたが、いかがだったでしょうか。Roblox鉄道の運転Uiは注目されづらいですが、各鉄道ごとに個性にあふれていると思います。皆さんがこの記事を読んで、新しい魅力や発見につながったのならば幸いです。それではまた。