ロブ鉄の世界にも慣れて来た頃、誰もが通る道。それは社員になりたいという願望である。社員とは何か?どうやってなるの?そんな「社員」という大きな道を解説する。
ロブ鉄の社員って、何?
どーもYNSです。突然ですがロブ鉄の社員って何だと思いますか?
初見の方は「特別なことができる人」という認識が強いと思います。昔は自分もそうでした。なので、まずここでは社員について軽く説明したいと思います。
ロブ鉄の社員というのは、鉄道団体の運営や運行に関わっている方を指します。フリードライブ型であれば「モデレーター」、運行型であれば「乗務員」 といったような具合です。これに加え、ロブ鉄特有の役職”開発者”や”幹部職”、そして”社長”まで含め、総称して社員と呼ばれます。
フリードライブ型と運行型で若干システムが違うので、次の章ではそれぞれを解説したいと思います。
フリードライブ型の社員
フリードライブ型の場合は、Discordやゲームの治安維持、つまりモデレート業務が主流です。また、団体によっては社員車両の運転権やAdmin等が付与される場合があります。過去に私が青葉鉄道でモデレーターをやっていた頃は、「平時は周りのメンバーに合わせて社員車を転がしながら荒らしの報告を受けたら対応する」というやり方をとってました。フリードライブ型の場合はどこもこのような感じが多いです。

運行型の社員
運行型の社員=乗務員です。そのため基本的にはモデレート業務を行いません。
社員の目的として、フリードライブ型の場合は対象がメンバー運転手(であることが多い)のため、快適に乗務できるようにするというのが大きいのに対し、運行型はお客様に乗ってもらって「良い」と思ってもらえるということが大きいと思います。
さて、それでは運行型は役職が非常に多いです。高根鉄道を例としてみてみましょう。
- 駅員
- 車掌
- 運転手
- 運輸指令
現在の高根鉄道では、駅員が契約社員、車掌と運転手が通常の社員募集で募集されてます。運輸指令は運転手と車掌の中から昇格に限り就くことができます。ちなみに、運行型のモデレーターは運輸指令がその役を担っています。

【超基本】社員のなり方
ここまで社員とは何かを説明しましたが、ここからが本題です(???)。ここからは社員のなり方の説明になります。
社員の応募形態には、大きく分けて「面接式」と「フォーム式」の2形態が存在します。しかし、名が知れている団体のほとんどは後者を採用しています。したがって、今回はフォーム式社員募集の応募方法のみを解説します。
手順1.discordに参加する
まずはこれです。多くの鉄道が運営にdiscordを用いています。リンクはhttps://robtrain.cloudfree.jp/home/list/に大体は掲載されているのでそちらをご覧ください。
手順2.社員募集を待つ
社員募集は通年行われてるわけではありません。そのため開催を待つ必要があります。

高根の場合はサーバーロールをつけることで開催時に通知がいくようになります。
「ロール設定」のチャンネルから色々な通知ロールがつけられます。この中に「このメッセージのリアクションを押すとスタッフ募集に関する通知を受けれます。」という文章と「このメッセージのリアクションを押すことで駅員採用試験の結果通知を受け取ることができます。」という文章があるので、そこに付いているリアクション(駅員通知の場合は駅のマーク)を押すとロールが付きます。
多くのサーバーでこの機能が使われているので、参考にしてみてください。
手順3.フォームを記入する
こちらにつきましては、後のパートでじっくりお話しするのでここでは割愛します。
以上の3手順で応募ができます。わからなくなったときはこちらを参考にしてみてください。
フォームの勝者
某ドラマの名前みたいですって?存じ上げませんね。ここからは手順3で割愛したフォームの記入について実際に採点を担当する人事部の方の声も交えて解説します。
a.統括 フォームの書き方
このパートに限って誰かさんが解説したいそうなので、(勝手に)任せます。

引き継ぎました
このパートでは、2024年前半に藍花急行電鉄にて開催したフォーム講座から抜粋して解説したいと思います。

はい。フォームは完璧でないといけないと思われがちですが、実際はそうではありません。応募者の母数が多いため倍率が跳ね上がりますが、実際はそこまで難しくないです。

結局のところ、フォームで難しいのは「文字だけで伝えたいことを表す」ことだと思っています。一番起こってはいけないのが、記入者と採点者との捉え違いです。採点者はあなたのことを知りませんし、むしろ疑い深くみています。出来上がったフォームを客観視し、起こり得る捉え違いをできる限り潰すことで、あなたが伝えたいことがより正確に採点者に届くことになるでしょう。

結局のところ、フォームで考えるべきは採用者のことです。採用者がどのような人を運営メンバーとして迎え入れたいと思っているかを捉え、そこから逆算していくと、思ったより簡単に良いフォームが書けます。
また2番目に関して蛇足ですが、与えられた条件内でパターンを考えるようにしてください。

せっかく内容は素晴らしいのに、言葉遣いで減点されてしまうのは非常にもったいないです。気をつけるべき言葉遣いの一部を載せておきます。

画像は極端ですが、上の水準に達しているのは応募者全体の2割程度だと思われます。自分のフォームを確認してみましょう。

こちらからは以上です。YNSさんにお返しします!!
b.問題別で対策するフォームの書き方
フォームで出題されやすい問題は以下の3つです。
- 志望動機
- 自己PR
- 知識問題
志望動機
志望動機はその鉄道に自分がどれだけ熱意を持っているかを審査されます。採点者の印象に残りそうなことを記入しましょう。
単純に「〇〇鉄道が好きだから」や「〇〇鉄道に興味があったから」などでは通用しません。そのような事に関連して、エピソードや「他の鉄道と何が違うのか」を付け足すといい感じになると思います。
また、「最近は現実の鉄道に入りたい」等のコメントも多く、それでは説得力がありません。この場合は現実と高根を組み合わせるとより説得力のあるフォームができると思います。
自己PR
多いのは、「あなたが社員になったら何ができますか」「あなたの長所と短所を教えてください」などが多いです。このような問題が出題されたら、自分のことを思い切って言ってしまうのが重要です。「長所を言うと自画自賛かも…」と思う方もいると思いますが、長所と短所というのはそんなもんです。このような場での自画自賛を不快に思う人はいませんので、とにかく自分の特徴を語るのが重要です。
また、短所の場合はそれを補うためにどのような努力をするかを添えるとよいでしょう。採用者に自分をよりよくしようとしている意欲が伝わります。
知識問題
基本はその鉄道内での出来事(フリードライブの場合は社員目線、運行型の場合は乗務員目線)での対処を問う問題か、その鉄道の特徴を挙げる問題が多いです。例として高根鉄道の「カメラ問題」を見てみましょう。(2023/12出題)
解説から推測すると、この問題は乗務員室にカメラを出してはいけない理由を問うものだと思います。回答内容についてはゲームに参加していれば分かる内容であり、志望動機をまとめられるのならばこちらもまとめられると思います。この手の問題はゲームに参加して細部をよく観察するといいと思います。
カメラ問題については記事最終部に資料として合格発表より実際の解説を引用するので、こちらもご覧ください。
人事部が見た「求人に活きること」
こちらでは高根鉄道の人事部が語った求人で活きることについて説明します。
- 高根鉄道のことをよく知っている
- 質問の内容すべてに答えている(理由が聞かれてたら理由も答える)
- 採用担当者側が読みやすい文章構成にする
- なるべく広い視点で考える(ex. 社員だけでなく、お客様目線だとどう見えるか?)
これらはあくまでも高根鉄道でのことですが、この4つはどこの求人でも確実に活かせると思います。特に、「質問の内容すべてに答えている」はとても重要です。質問内容と回答内容が一致していなければその回答は切り捨てられることも多いため、必ず見直しなどで回答を考え直しましょう。
求人対策動画
ここでは、フォームの記入をサポートする動画について紹介します。
こちらの動画は、運輸指令のmarsさんが製作したものです。高根鉄道のフォームについて詳しく説明しており、どんな方でも見ることができます。動画時間も短く、手軽に見ることができるので非常におすすめです。
こちらは人事部のVagueさんが出しているものになります。動画時間がとても長いですが、その分濃密に説明があります。これを見ながらフォームを埋めるのもいいでしょう。
さいごに
いかがでしたか?この記事で社員募集のことが少しでも分かれば幸いです。この記事や動画などで社員募集にチャレンジしてみましょう!
資料
カメラ問題の解説
高根鉄道でよく遊んでいる方でないと上手く答えられない問題でした。カメラを運転席に突き出すと運転士の視界が完全に遮られてしまい、安全運転ができなくなります。よって突き出しているお客様に注意をし、やめなければ指令等を呼んで警告してもらう必要があります。
「脱線に繋がるから」という理由付けをした方がかなり多かったですが、カメラによる脱線問題については既に解決済みなので、理由として不適切です。
この問題は「行動の妥当性」「理由付け」の2項目をそれぞれ2点満点で採点しました。
また、募集要項にきちんと目を通していないためか今回もAdminが使用できると勘違いしている解答が散見されました。募集要項にしっかり目を通すようにアナウンスしているにもかかわらず読まなかったということになるので、該当する解答には「行動の妥当性」の評価項目から1.5点減点しています。
出典:2023年12月の社員募集結果発表